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さようなら急行「みよし」
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 すでに一部紙上においても報道されているが、1985年から広島と三次・備後落合の間を走っていたJR芸備線の急行列車「みよし」が、昨日6月30日限りで廃止された。

 これにより、昭和30年代から半世紀近く走り続けた芸備線の急行・準急列車はその長い歴史に幕を閉じた。同時に、昭和36年に製造された急行用ディーゼルカーキハ58・28系の急行列車がついに全滅ということになった。同車には長い間お疲れ様でしたと労いの言葉を送るとともに、これからも非電化線区での快速列車や普通列車としての活躍を期待したいところである。

 また、「みよし」の廃止により、残る昼行の急行列車は岡山~津山間の「つやま」のみとなった。こちらの列車も今や快速列車が主役になっている津山線では影の薄い存在になってきているそうで、風前の灯とみられる。
 かくして、かつては「特急より安く、そこそこ速い庶民の足」として多くの人に利用されていた急行列車の活躍の場は、時代の波に逆らえずさらに狭まることになった。

廃止の理由としては次のようなものが挙げられる
・車輌が昭和30~40年代に製造された経年車であり、新しい車輌への置き換えが必要になってきていたこと。地元は新車の導入を要望していたようだが、諸事情により実現には至らなかった。
・広島~三次間の運賃は、バスが1450円なのに対し、急行列車が2010円(乗車券+急行券)。値段の割に所要時間はさほど変わらないし、そもそもバスの方が本数が多く、広島市中心部まで乗り入れているので、広島~三次間の乗客はバスに流れていた。
・上に書いたように、乗車券の他に急行料金を払わないといけないという点が利用者から嫌われた(地元からも急行でなく乗車券のみで乗れる快速を増やして欲しいとの要望があったと聞く)ので、このまま急行列車を走らせ続けるよりも快速もしくは普通列車に置き換えた方が利用者にとってのサービスになるのではと鉄道会社(JR西日本)が判断した。

 事実、本日のダイヤ改正では、一部の列車が減便となるものの、広島から広島市内の下深川駅までの区間は20分間隔で列車に乗れるようになる。また、今まで上下計7本しかなかった快速列車が、急行列車からの格下げ分を合わせて、上下計12本にまで増えるそうである。加えて、列車の話題ではないが、芸備線の一部区間(広島~狩留家)では近日中にICOCAが使用出来るようになるという。

 先月2日、先輩の木谷さんと三次→広島で「みよし5号」に乗る機会があった。2両編成の車内は全席自由席。立ち客が出るほどとまではいかなかったがかなりの席が埋まっており、一瞬これが本当に廃止になる列車か?と目を疑うほどであった。ちょっと運賃は高いけど、引き続き広島で新幹線か在来線に乗り換えて移動する乗客にとっては、安心して乗れる移動手段なのであろう。そんなことを考えつつ、広島まで1時間12分昔懐かしの急行列車に揺られた土曜日の午後であった。

 最後に、「みよし」号、22年間ありがとうございました。
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