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宮本邦彦巡査部長のご冥福をお祈りします
寝る前に、今日(正確には昨日)何が起こったのか考えてみよう。さっきあんな呑気な日記を書いていた自分が馬鹿みたいだ。

・ 大阪のペットショップで火災。犬や兎、熱帯魚など小動物が多数焼死
・ 神戸で年季の入ったガスストーブを使った老夫婦が一酸化炭素中毒死
・ 東京で自殺志願の女性を助けようとして電車にはねられた警官が死亡

そもそも不条理な死は世界中でのどこでも、いつでも見られるものである。人の死というのは本来個人差のない平等なものである。しかし今日のこの3つのニュースはその中でも特に涙を誘うものであった。朝刊で人間のペットになるため親から引き離された上に生きたまま焼かれた子犬たちのことを思って胸を痛めたうえ、夜になって結局助からなかった東京の警官のことを知り・・・。

この巡査部長は、近隣住民への面倒見がいい人として地域では評判だった。事故の当日も、自転車の鍵が壊れたと駆け込んできた近隣住民の自転車の鍵を外していたところへ「線路に人が」の一報が入って、現場に急行したという。その誠心誠意な人柄ゆえに、事故後交番や所轄署には彼の回復を祈った住民や児童・生徒たちからの手紙や折鶴が届けられていたという。その願いもむなしく、意識不明のまま彼は天に召されてしまった。54歳の誕生日の5日前だったそうである。

それにしても、世の中悪人が天寿を全うして、善人が非業の死を遂げるという事例が実に多いものだと思うことがよくある。もちろん念のため言っておくと、全てそうというわけでもないのだが。今回の一件でもついそういうことを考えてしまった。

と言うのも、ここ数年相次いだ警察による不祥事には言葉も出ないぐらいである。埼玉のストーカー殺人。兵庫のストーカー殺人。栃木の自動車会社社員リンチ殺害。神戸の大学院生リンチ殺害。秋田の連続児童殺害。警察が告訴を捻りつぶした、適切な捜査や対応を怠ったことで、無実の一般市民が命を奪われた事件だけでもこんなにある。これらはさすがに極端な例だが、そこまでのレベルには達しなくとも警官の不祥事は枚挙に暇がなかった。てめえらこそくたばれよとは言わないが、こうした不祥事に関わった人間とは違って宮本巡査部長の仕事ぶりは警察官の鏡となるものであっただけに、その無念の死に涙せずにはいられない。

とにかく、我々に出来ることがあるならば、宮本邦彦巡査部長という人間が行ったことを心の中に焼き付けることと、死のうとしている人間がいても「こんな奴、社会に適合しない人間だから淘汰されるのは仕方ない。」「死にたいなら勝手に死ね。」とか思う前に、せめてそいつの愚痴を少しでも多く吐き出させて聞いてあげるということだろう。そういうさりげない優しさが、自殺によって生まれる多方面への迷惑を食い止めるための重要な手段なのだ。

そして、宮本巡査部長の命と引き換えに命を取り留めた女性へ、そこまでしてあんたを助けようとした人がいたんだよ。だからもう金輪際死のうなんてしちゃだめだ。自分の命を捨ててまであんたを助けたという彼のことを背負って寿命の限り生き抜くことが、彼とそのご家族への供養になるんじゃないかな。
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