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さらばDC-10
明日、とある旅客機が日本の航空会社から引退する。

日本航空のマグダネルダグラスDC-10-40。1976年に東京―札幌・福岡の国内線でデビューし、翌年からは東京―ニューヨークをはじめとする国際線に就航。以来国内はもとより世界の空(南回りヨーロッパ線でイラクにも飛来していた可能性も)をまたにかけてきた同機であったが、何より寄る年波には勝てなかったようだ。経年の面以外でも、エンジンが1機当たり3基ということで運航コストがかさんでしまうなどの問題があり、この度引退が決まったというわけである。

ちなみにアジアの主要な航空会社でこのDC-10を旅客用に使っているのは近年ではJALだけになっており、世界的に見てもこの機体にアメリカと日本の航空会社以外で搭乗するのは至難の業だったはずである。韓国やインドネシアからDC-10が消える中、JALでDC-10は以前と変わらず第一線で活躍していたので、数年以内に引退するとは信じられないように思うこともあった。それでも、数年前にプレスリリースされた「2005年度までに完全引退」というニュースが遂に現実のものになってしまった。もし8月12日の福岡でのエンジン火災事故が無ければ、もう数ヶ月長く活躍したかもしれないのではと思うのは俺だけではないだろうか?

実はこの機体、俺が5歳の時に初めて搭乗した飛行機でもある。会社はJAL。区間は伊丹―成田。つまり空初体験をエスコートしてくれた役者であるがゆえに特別な存在だった。機内では赤と黒帯の旧旧塗装のジャンボのおもちゃをもらった記憶がある。伊丹発金浦行きという今ではありえない国際線に乗った時も、機材にはDC-10が使われていた。数年前引退の話を耳にしてから、生まれて初めて乗った思い出の飛行機に最後に何とか乗れないかと毎月時刻表を開いて調べたところ、関西発羽田行きの深夜便に使われているということが分かった。しかし、乗る機会を捻出できぬままこの春にDC-10はこの路線から撤退となってしまった。他の就航路線は国際線か大阪に関係ない国内線のみ。結局お別れ搭乗は叶わぬ夢に終わった。せめてノースウエストの機体でもいいから、完全引退となる前にもう一度DC-10に乗りたいものである。

最後にJALのDC-10、29年間長い間ご苦労様でした!

古きよき日々を担った役者の引退とともに、一方では未来への扉も開かれていくものであろう。大規模な航空連合に一切加盟せず、海外の航空会社それぞれと個別提携と「全方位外交」・「栄誉ある孤立」を保っていたJALは、来年を目処にアメリカン航空・英国航空・キャセイパシフィック航空・カンタス航空ほか8社が加盟する航空連合「ワンワールド」への加盟を決定した。これでマイルが貯めやすくなるのでは、共同運航で利便性が増すのではと世界中のユーザーの間に朗報が駆け巡ったわけである。スターアライアンス加盟のANAも使う身からすれば、タイ国際航空やニュージーランド航空との共同運航権がANAに譲渡されるか否かも大いに気になる。(JALの発表によると「他アライアンス系企業との提携も当面続ける」とのこと)

とまあ、久しぶりにJALから事故以外の話題を聞いた気がする一週間だった。
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